サステナブルへの関心が高まっている今、ヴィーガンレザーの製品が注目されています。今回は、ヴィーガンレザーの中でも注目度の高い、植物性レザーの特徴と種類をご紹介します。
サボテンレザー
サボテンレザーとは、サボテンの葉の粉末を加工して作られたもの。本革に限りなく近い品質で、汚れが付きにくい革新的な植物由来のレザーです。サボテンは少量の水でも丈夫に育ち、二酸化炭素を吸収してくれるので、水不足や地球温暖化が進む今の時代に最適な原料といえます。
アップルレザー
アップルレザーは、廃棄されるリンゴやジュース・ジャムを作る際に廃棄される芯や皮、搾りカスなどとPU(ウレタン樹脂)を合成することで生まれたもの。軽くて柔らかく、耐水性にも優れているのが特徴で、使い込んだ革のような手触りや見た目も魅力です。
ピニャテックス
ピニャテックス(パイナップルの葉)は、ロンドンにある「Ananas Anam社」によって開発された次世代のヴィーガンレザー。パイナップルの葉の繊維はとても丈夫で耐水性があり、軽さと独特のシワが特徴的です。
グレープレザー
ミラノのスタートアップ企業「VEGEA(ベジェア)」が開発したグレープレザーは、ワイン醸造の際に出るブドウの種、茎、皮などの絞りかすをアップサイクルしたもの。マットで上質な素材感と深みのあるカラーが魅力です。